当院で行っている検査 その3 頚動脈超音波検査

[2019年12月21日]

頚動脈は心臓から脳に血液を送っている重要な血管で、首の皮膚のすぐ内側を走るため超音波検査でよく見えます。頚動脈を観察すると次のような事がわかります。

1)動脈硬化によって血管の壁が厚くなっていないか、さらにそのために血管の中が狭くなっていないか。また血液の流れ具合自体も直接観察できます。流れが悪くなっていると脳梗塞などの原因となる恐れがあります。

2)頚動脈の状態から全身の動脈硬化を推測できます。つまり頚動脈の動脈硬化が強いほど体の他の部分の動脈(脳動脈や心臓の冠動脈など)の動脈硬化も強いと推定されます。

検査は首にゼリーを塗って機械を当てるだけで、痛みはありません。当院では月、火、木、金、土曜日の朝8時40分から行っています。(予約制)